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三国に行って、作品観て、そのまま帰る……うああ、もったいないことを! せっかくだから、ちょっと寄り道してみてはいかが。カウベルが“当たり鼻”を利かせてピックした、ハズレなしのショップガイドを公開、です。 |
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“人の匂い”に満ちたカフェ
―― nuage libre(ニュアージュ リーブル) |
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2001年11月オープン、南仏の雰囲気をそこかしこに散らしたカフェ。シェフパティシエ・出蔵智樹さんが東京、大阪、そしてフランスで体感したカフェカルチャーをまんま投影、「福井の人の嗜好に合わせて」などという“迎合型”の店づくりは一切排除。実に潔い。
数十種類の手作りケーキ・パン(テイクアウトOK)、アンティークの調度品、出蔵さん夫妻が厳選したBGM……すべてに“人の匂い”が満ちている店。「ケーキにしても空間にしても、『どこにでもないもの』を作ろうと思ったら、結局自分でやるしかないんですよ」
メニューは、エスプレッソ(ダブル)400円、チャイ450円、ジャンボン・パリ(バゲットサンド)700円など。ケーキ+ドリンクの「ガトーセット」もあり。ドリンクやフードの風味をしっかり楽しみたい人にとっては、テラス席以外禁煙という配慮もありがたい限り。
[所在地]
[電話]
0776-81-8484
[Eメール]
[営業時間/定休日]
10:00〜20:00/毎週月曜日
[駐車場]
6台
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|店名はフランス語で「雲のように、自由に」の意味。南仏への思い入れの強さを感じる |
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|テーブル・テラス・ボックスと、店内のシートは3種。空間の使い方もかなりぜいたく |
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酒まんじゅうの天ぷらって、知ってた?
―― 小山扇子堂 |
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「扇子堂」といっても、うちわを売るわけではない。明治初期創業の由緒正しい菓子店で、主人の小山修一さんが4代目。和洋両方を手がける店だが、やはりメインは三国の味覚「酒まんじゅう」(1個100円)。多い日は1日3000個〜4000個をさばくそうだから驚き。
毎朝どぶろくをしぼり、蒸したもち米などと練り合わせて生地を発酵。「相手は生き物ですから、天候や気温によって発酵時間を調整しないといけないんです」と、小山さん。手間ひまがかかる菓子だけに作り手も少なくなった。この店を含め、今では町内に5軒を残すのみだ。
天然酵母を使った“生もの”の酒まんじゅうは、日を経ると固くなるのが特性。固くなったらトースターなどで焼くのがメジャーな食べ方だが、小山さんいわく「天ぷらもおいしいですよ」。ということで、カウベルオフィスでも酒まんじゅうを“わざと”固くしている最中(笑)。
[所在地]
[電話]
0776-82-0468
[営業時間/定休日]
7:00〜19:00/毎週水曜日(予約があれば営業)
[駐車場]
なし(店舗前 路駐OK)
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|“寿”印入りの箱が目印。三国ではまんじゅうまきのときも、酒まんじゅうを使うとか |
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|焼印は初代・小山扇太郎さんの名前から。肉厚に捺された文字はまるで美術作品のよう |
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