「作家は、制作中に何かしらの音を出しているもの。絵の具をまき散らしたり、ドリルを使ったり。だけど完成された絵からは、そんな説明は一つもない。だから今回は、制作の途中の光景も想像してほしいのです」と話すのは、企画学芸員の河野泰久さん。
あー、えらく頭を使う展覧会だ。でも、河野さんは特に子どもと美術鑑賞初心者に見てほしいそう。「絵だけ見せると飽きる子どもにも、もうひとつヒントを与えれば、考えようという気持ちになるはず」とか。そうか、ヒント探しか。 |
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|エドワルド・ムンクの版画『死と乙女』(1894年)も必見の一枚。版画中心に描かれているのはドクロとダンスする少女。象徴的な死の表現だ。その周囲には、精子が描かれ生を表現 |
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