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お出かけして、作品観て、そのまま帰る……うああ、もったいないことを! せっかくだから、ちょっと寄り道してみてはいかが。カウベルが“当たり鼻”を利かせてピックした、ハズレなしのスポットガイドを公開、です。 |
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店名と中身のギャップがまた、たのし。――居酒屋
丈作 |
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1999年にオープンした、福井県内でも数少ないベトナム料理専門店。「数多いレシピから、日本人の味覚に合ったものを厳選した」と主人が胸を張る、現地の家庭料理がメニューに並ぶ。味付けはあっさりめの北ベトナム風。
米粉をベースにした麺、フォーが一番人気。聞けば「向こうでは、朝からみんなフォーを食べるんです。出前をとる家も多いですよ」とのこと。鶏のエキスがしみ出したすっきりスープを飲み干せば、それにも納得。結構なボリュームなのに、味に飽きがこないんです。
「最初は“居酒屋”だったけど、最近は“お食事処”になっちゃった」と苦笑いする主人。いやいや、それこそベトナム料理が福井の地に根を下ろした証拠というもの。ちなみに店には、現地の超メジャービール『333』(バーバーバー)もあり。あわせてお試しのほど。
[所在地]
[電話]
0776-33-1114
[営業時間/定休日]
17:00〜23:00(22:30 ラストオーダー)/祝日(営業の場合もあり 電話にてお問い合わせを)
[駐車場]
5台
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|サワガニスープがきいたフォー「バインラー
クゥアトム」(650円)「生春巻」(2本600円)「揚げ春巻」(650円)。牛や豚など、フォーは各種あり |
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|店内はカウンターと小上がりの計15席。一角には、現地の工芸品やフードを並べたコーナーも。もちろん購入もオッケイ |
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しっかりと“おかず”を食べたいときに。
―― Deli&Dining 惣 |
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「店名は“惣菜”から。しっかりとおかずを食べながら飲める店を作りたかった」と、店長・坂本浩司さんが2002年に開店。もともと和食を手がけていたというだけあって、随所に日本食のエッセンスがちりばめられてます。
例えば、しょうゆ。洋食ではあまり使われないシーズニングだが、この店では惜しみなくバンバン使う。「隠し味に使うと、体験したことのないテイストにめぐり会えるんです」。写真のカルパッチョにも、もちろん使用……なんて書くと“隠し”ではなくなるけど。
日本食といえば、最近脚光を浴びている焼酎もこの店のウリ。坂本さんのおすすめは高知の米焼酎『仙頭』(ロック 800円)。「幻の焼酎なんで、今年の分はもうすぐ終わりなんです」。な、なにっ! これは急がねば。
[所在地]
[電話]
0776-51-6633
[営業時間/定休日]
12:00〜14:00、17:30〜22:00(ラストオーダー)/毎週日曜日(日・月連休の場合は月曜日が休み)
[駐車場]
4台
■ランチメニュー
月〜金/日替わり2種(肉・魚)各900円
土/日替わり 900円、ハヤシライス 900円、エビフライランチ 1200円、おろしトンカツランチ 1000円
■コースメニュー
3000円(7品)より ※前日までに予約を
text+photo:モリカワテツシ |
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|旬の海の幸をぜいたくに使った「本日の鮮魚のカルパッチョ」(1000円)。シーフードの旨みが口いっぱいに広がる |
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|大バコではないながらも、それぞれの席の間はたっぷりのゆとり。隣の会話が気にならない空間づくりが好印象。店内で使う器はすべて、金津創作の森の入居作家・大森正人さんの手によるもの |
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