ミニレオ1号です。どーもです!
先週末、とある情報誌の取材で元SL機関士のおじいちゃんの取材に伺いました。SLをモチーフにした水墨画を趣味にされているということで、その一部がこれ。
取材クルーが鉄氏+ご近所フォトグラファー・たとりんという〈テツ二人組〉だったこともあり、取材もそこそこに(いやいや、ちゃんと取材してますよ)話は現役時代の回想話へ。
なかでも、短歌にもしたためていたこのエピソードは、リアルすぎて鳥肌立ちました。
ブレーキを 掛けるにとまらぬ 夢を見る
機関士われは 定年あとと
国鉄を退職して20年以上経つ今でもときおり、制御しきれない暴走機関車の夢を見るというおじいちゃん。しかも夢の中で「これは夢じゃないんだぞ」と囁く天の声まで聞こえるというのですからハンパないです。
「安全に定時運行する」という至上命題を文字どおり命がけで遂行してきた〈昭和の鉄道員の誇り〉を、その短歌からひしひしと感じた次第です。『新幹線大爆破』で宇津井健が演じた、倉持運転指令室長のメンタリティにも通じる男の世界ですね。しみじみ。