ミニレオ1号です。どーもです。
2010年8月21日から10月31日まで開催の『あいちトリエンナーレ2010』。遅まきながら(そうでもないか)暑いさなかをめぐってきましたので、簡単ですが報告いたします。いやあ、本当に暑かったです名古屋。
わたしの好みを反映した鑑賞評になってしまいますが、展示内容はたいへんよかったです。自分が見てきた範囲において、近年の大きな現代美術展はややもすると映像作品の占める割合が大きく、「それって映画館?」的内容のものもあったりしたのですが、本展は
- ツァイ・グオチャン
- ジャン・ホァン
- 三沢厚彦 + 豊嶋秀樹
- 塩田千春
(敬称略)
など「これぞ現代美術!」と感じさせる大型の作品が多く、見応えがありました。
しかも主な会場が
- 愛知芸術文化センター
- 名古屋市美術館
- 長者町会場
- 納屋橋会場
と4ヵ所に分かれており、拠点間を歩いて移動すると〈街めぐり〉の感覚も堪能できます(拠点間を無料で結ぶベロタクシーや「草間彌生プリウス」も)。アート+観光をチケット1800円で楽しめるという、なかなかコストパフォーマンスの高い美術展となっています。
会期末までまだ1ヵ月半以上。週末を中心にさまざまなイベントもあるので、暑さが少々やわらいだ時期を狙って訪問してみてはいかがでしょうか。
↓の写真は、歩いていて〈街としての魅力〉をヒジョーに感じた長者町会場。
昭和の香りただよう名古屋随一の繊維街というバックグラウンドを聞き、頭の中には『あかんたれ』のテーマソングがヘビーローテーションしていたのでした(あのドラマは船場が舞台でしたが)。