ミニレオ1号です。どーもです。
本ブログでも何回か登場している福井県越前市の『CHUKEI』さんにて、懐かしい時計を見せてもらいました。「懐かしい」といっても当然わたしが生まれている時代ではなく、店長の中屋さんの話を伺って追体験しているだけですが。
まずは、ジャガールクルトの機械式時計『ATMOS(アトモス)』。「ゼンマイも電池もないのに動く」という特徴を持つ時計で(サーモスタットの伸縮によってムーブメントを動かしている)1928年の登場以来幾度ものモデルチェンジを重ねて、いまだ現行機種として製造されています。
写真は、右側がもともとCHUKEIさんにあった一世代前のモデル。左側が、オーバーホールのために名古屋から送られてきた30年くらい前のモデル。文字盤以外は同じように見えますが、ケースの仕上げやムーブメントの構造など細部でいろんな違いが見られます。なにより、四角いフェイスにローマ数字という文字盤が「昭和!」な感じでいいですよね。
次に見せてもらったのが、ジャガールクルトがルクルト社だった時代(1937年以前)のアンティーク。近年、機械式腕時計の世界はケース・文字盤の大型化が一つのブームになっているようですが、このモデルはかわいく丸みを帯びた小ぶりなつくり。これまた当時の時代の空気を反映している、そんな感じがいたします。
ルクルト時代のアンティークは店頭で見ることができますので、興味がある方はショップへどうぞ。