2022年7月25日・8月1日、福井県産業情報センター(福井県坂井市)で行われた「IT研修」(主催:公益財団法人ふくい産業支援センター)で講師を務めました。まずは、講師を依頼くださったふくい産業支援センターの担当者さま、遠方からおいでの受講生のみなさまに御礼申し上げます。
担当したのは、「はじめてのWordPress入門 ~基本的なサイト構築の手順を学ぶ~」(7日)、「WordPressデザイン基礎 ~CSSによるカスタマイズの初歩~」(14日)の2本。テキストを基に、公式テーマディレクトリ掲載の『Twenty Nineteen』をベースとしたサイト構築の基本、プラグインによる機能拡張、追加CSSや子テーマを活用したカスタマイズなどのプログラムで構成しました。
ふくい産業支援センターのIT研修講師も今年で10年目。この10年で、WordPressをめぐる事情もずいぶん変わりました。
とりわけ大きなトピックとして挙げられるのが、 バージョン5.0で標準搭載となったブロックエディタ(Gutenberg)。そして、バージョン5.9から使えるようになったフルサイト編集(Full Site Editing=FSE)機能です。以前は、「コーディング済みの静的サイトにテンプレートタグを埋め込んでオリジナルテーマ構築」というような制作者向けの内容も組んでいましたが
- この数年で、100%GPLの良質な日本語テーマのシェアが拡大している
- 受講者の属性として、個人や企業のウェブ担当者が大半を占めるようになってきた
といった背景を踏まえ、WordPressのデフォルトテーマ(今回は『Twenty Nineteen』)を基にブロックエディタや追加CSSを活用してサイトを構築する内容にしました。
講座は以下のような流れで展開しました。
- 7月25日
- WordPressの概要
- クイックインストールによるレンタルサーバへのインストール
- 管理画面の大まかな把握
- ブロックエディタの基本
- 投稿・固定ページの使い分け、記事の作成
- テーマカスタマイザーの使用法
- プラグインによる機能拡張(メールフォームの実装)
- サイト運用上の留意点(アップデート、バックアップなど)
- 8月1日
- プラグインによるシェアボタンの実装
- プラグインによる休日カレンダーの実装
- CodePenを使ったCSSコーディングの基本
- ブラウザの「デベロッパーツール」の使い方
- テーマカスタマイザー(追加CSS)によるカスタマイズ
- 子テーマの基本と、子テーマによるパンくずリストの実装
- プラグインによるInstagramフィードの表示
- サイト運用を進める上での情報源
新型コロナウイルス感染症の広がりがまだまだ終息しない中、感染防止対策を施しての開催となった本講座。2022年度は11月にも予定されていますので、ご興味のある方はぜひお申し込みください。会場でお目にかかれますこと、楽しみにしております。
- はじめてのWordPress入門 ~基本的なサイト構築の手順を学ぶ~ (2022年11月22日開催)
- WordPressデザイン基礎 ~CSSによるカスタマイズの初歩~ (2022年11月29日開催)