当初のご相談はネットショップの立ち上げでしたが、ヒアリングをすると「既存ルートの営業のため広報ツールがない」「新規顧客開拓をしたい」「外国人旅行客に好評である」などの現況が見えてきました。
「既存ルートでも客先が代替わりをしている」「新規開拓先に手渡すものがない」「どんな包丁が外国人向けに人気なのか」などと話を詰めていき、まずは「紙媒体のツール」を作成する流れになりました。
弊社では、パンフレットもホームページも作成していない会社さまには、「できるだけ紙媒体のツールを先に作成しましょう」と伝えています。文章とビジュアルイメージをしっかりさせ、クライアントさんと弊社との間でイメージを共通させてからホームページを作る方がブレがありません。
山田与三松商店さんに数百種類ある包丁の中から、市場を見て写真掲載の包丁を選出していただきました。原稿をまとめる上では、包丁の卸業者として当たり前にしているサービスを明文化することに努めました。
包丁の撮影は本当に難しく、色や光り方、波模様などを考えると時間もかかります。カメラマンのたとりさんが、数十枚撮影した中から複数枚を合成して1枚に仕上げてくれました(それでも紙と印刷で印象が変わるのは致し方ありませんね)。
色は砥石をイメージさせました。イラストはオリジナルで描きおこしてもらっています。
このビジュアルをもとに、次年度はホームページに落とし込む予定です。
仕様は、A4判4ページ(=A3判二つ折り)です。
CL:山田与三松商店 E/W:齊藤理子(カウベル・コーポレーション) AD:亀田幸恵 P:たとり直樹(スタジオ壱景) イラスト:前野みさと
【凡例】CL:クライアント AG:広告代理店 DR:ディレクター E:エディター(編集者) W:ライター AD:アートディレクター D:グラフィックデザイナー DTP:DTPオペレーター I:イラストレーター P:フォトグラファー WD:ウェブデザイナー ME:マークアップエンジニア SP:スピーカー(講師)