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「人々のこと、暮らしのことを、写真で伝えたい」 |
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「そこの場所の空気、その場でしか感じ取れないものを、撮りきりたい。それを伝えたい」と話す山口さん。彼の写真には、テレビや雑誌では紹介されない、知られざる土地の人々や生活が映し出されている。
特に写真に表われる人々の笑みは、短時間で信頼関係を築かなければ、撮影できるものではない。それは山口さんの持つコミュニケーション力のおかげだろう。「歩いていると、ご飯でも食べてきね、と声をかけられた」とおばちゃん(?)にもモテモテ。 |
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何度も訪れることが、外国を知ることに。 |
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アジアに出かけたのは3度目。「バンコクは毎回変わっているし、カンボジアは道路が整備されている」と都会化の様子を体感しているそうだ。山口さん自身、「1回目よりも今回のほうが、被写体をより意識するようになった」とカメラへの取り組みも変わってきた。
「もう一度行くならヨーロッパ。アジアのように、人の笑顔や暮らしぶりを撮りたい」。誰が撮ってもかっこよく写るヨーロッパの街並みが悔しい、とも話す。着替えと洗面道具、そしてカメラ&フィルムをバッグに詰めて、次はどこに出かけるのだろう。
text:サイトウリコ
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