――まずは、2人にとっての“アニメ原体験”を。
サイトウ[以下:サ]「NHK教育テレビかなあ、やっぱり。ストーリーというより、輪ゴムとか粘土が不思議な世界を作ってるところに単純にひかれた、って感じ」
モリカワ[以下:モ]「僕は『ひらけ! ポンキッキ』。音楽もよかった。“SIR
DUKE”とか“WHY DO FOOLS FALL IN LOVE”とか、今思い出しても『シブすぎ!』って感じだし」
サ「♪イチと〜ニ〜、イチと〜ニ〜、アンア〜アン〜、ってのが私はお気に入り」
モ「玉川カルテットね。あれもよかったねえ」
――で、そのまま「アニメ少年少女」として過ごした、と。
モ「いや、全然(笑)。同世代だと、ガンプラとかキン消しの洗礼受けてるのが普通なんだけど、僕はテッチャンに走ってたんで」
サ「中・高生の頃はちょっと遠ざかってた。アニメを離れて、いろんな世界を見てみたかったから。女の子って結構そうだと思うけど」
モ「こまめに見るようになったのは、大学出てから。しかも『りぼん』『なかよし』系。その時点でもアート系アニメって、まだほとんど見てないというありさま。ひどいな、俺」
サ「映像メディア専攻だったんで、学生時代はすごくチェックした。その頃になると、アニメに込められた哲学とか政治的メッセージも感じられるようになって」 |
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|「山下達郎×竹内まりや新春夫婦放談」にも匹敵する密度で対談は進行。取材時間は3時間にもおよびました |
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|2002年の社員旅行で買い集めたアニメビデオ。PAL→NTSCの変換が必要なため、いまだ開封すらしていない状態。見ろよ! |
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