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会場に「でん」と横たわるリカちゃんに、もう驚いたのなんの。 |
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リカちゃんがリカちゃんがリカちゃんがぁ〜、あられもない姿に〜! しかもデカい〜! ケホケホ。いきなり取り乱してしまいました。ガラスケースの中に横たわってる巨大なリカちゃんを見れば、そりゃだれでも驚きますってば。
ところは、福井県立図書館多目的ホール。「デザインのない生活はない。」のコピーのもと、福井県デザインセンターが開いている『サテライトデザインセンター2003』の会場です。冒頭のリカちゃんは、その呼び物の一つ。グラフィックデザイナー・佐藤卓氏による「デザインの解剖」展の一角なのでした。 |
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|これが、問題のリカちゃん像。ごあいさつ代わりとはいえ、なかなか過激な演出で……やはりというかなんというか、殿方の注目をめいっぱい浴びておりました |
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裸にされても、カラダをばらされても、何されてもかわいいのよね。 |
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「デザインの解剖」シリーズもこれで3回目。日本の有名なプロダクトに焦点を当て、プロダクトデザインの観点から解剖・検証するプログラム。ロッテ『キシリトールガム』、富士フイルム『写ルンです』と実用品が続いて、今度はおもちゃがその俎上に。
リカちゃんワールドを分析した“リカちゃん論”は増渕宗一氏のそれが有名ですが、佐藤氏はあくまで工業製品の視点からアプローチ。原材料、パッケージデザイン、彩色の規格など、まさに骨の髄までバラされてしまってます。なのに、何をされてもかわいく見えるあたり、さすがはリカちゃんマジックですな。 |
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|頭部の形から想定したリカちゃんの頭蓋骨。佐藤氏いわく「小学5年生であるはずのリカちゃんは形態的に新生児の特徴を持」っているそうです |
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