2002年末、三味線片手に東京からやってきて、限定50人の観客を、そのあまりに独特な唄で興奮の、というより呆然のるつぼに叩き込んだ上野茂都が、今度は武生市蔵の辻にやってくる。今回は、美術家でもある彼の作品展と三味線弾き語りライブの二本立て。
和紙を使った平面や立体の作品は、どことなく懐かしさを感じさせる一方で、「どうしてこの人はこんなものを描くのか?!」という謎を呼び起こす。しかし、彼の描く虚無的な表情を浮かべた猫は、問いかけても答えてはくれない
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|なぜに「猫にたい焼き」? 意味を探っていくと混乱の境地に陥ること間違いなし。ありのままの世界を受け入れるがよし |
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|「福」の文字をモチーフにした作品。微細かつ丁寧な仕事ぶりに注目を |
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